このページの概要
川内キャンパスにあるマルチメディア教育研究棟1階部分には、情報科目をはじめとするさまざまな授業に利用される計算機システムが導入されており、授業利用はもちろんのこと、自習のために利用することができます。このページでは、情報教育システムの利用法について簡単に紹介します。
注意: このページは新規導入直後のシステムについて取り扱っています。サービスの内容等が予告なく変更されることがありますので、ご注意ください。
1. システムの概要
1.1 利用者
情報教育システムは、本学のすべての正規学生(学部生、大学院生)が利用できます。利用するにあたって、利用者登録などの手続きは不要です。
1.2 利用場所・方法
- 利用者用PC端末は川内北キャンパスのマルチメディア教育研究棟1階にあるICL演習室に配置されています。
- ICL演習室のPC端末は、その演習室が授業やイベントなどで占有使用されていない場合は、自習のために自由に利用できます。
- 授業・イベントなどで占有使用されるICL演習室・時間帯については、マルチメディア教育研究棟1階エントランス部分にあるディスプレイ、あるいはデータ駆動科学・AI教育研究センターのウェブサイトに掲載されているカレンダーで確認できます。
- ICL演習室外からも遠隔接続によって情報教育システムのLinux環境を利用できます。
2. 基本情報
2.1 利用者用端末 (Linux/Windows端末)
スライド
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使用可能なOS |
Linux(CentOS)、Windows 10 (端末起動時に選択) |
設置場所 |
ICL演習室1(160台)、ICL演習室2(160台)
ICL演習室3(38台)、情報科目相談室(4台) |
2.2 ソフトウェア
情報教育システムに導入されている主要なソフトウェアは次の通りです。(ソフトウェア構成は予告なく変更されることがあります。また、下記の表は2020年4月1日現在の構成に基づいています。)
スライド
OS |
主要なソフトウェア |
備考 |
CentOS 7.6 |
Mozilla Firefox、Google Chrome
Libre Office
evince (PDFブラウザ)
日本語pLaTeX2ε (TexLive 2019)
プログラミング言語 (C/C++、Java、Python)
統合開発環境 Eclipse
R (統計解析)
Octave (数値計算) |
CentOS環境はICL演習室外からの遠隔接続で利用することもできます。
詳しくは第3節をご覧ください。 |
Windows 10 Enterprisse LTSC |
Mozilla Firefox、Google Chrome
Microsoft Office 2019 (Word、Excel、Powerpoint)
Adobe Acrobat Reader DC (PDFブラウザ)
日本語pLaTeX2ε, TeXStudio
統合開発環境 Eclipse |
2.3 ICL演習室
スライド
演習室 |
利用可能な端末 |
利用可能時間 |
備考 |
ICL演習室1 (M104) |
Linux/Windows端末(160台) |
平日 8:30〜18:00
(短縮期は閉室) |
ICL演習室2 (M105) |
Linux/Windows端末(160台) |
平日 8:30〜19:45
(短縮期は 8:30〜18:00) |
ICL演習室3 (M101) |
Linux/Windows端末(38台) |
平日 8:30〜18:00
(短縮期は閉室) |
情報科目相談室 (M102) |
Linux/Windows端末(4台) |
平日 8:30〜18:00
(短縮期は閉室) |
利用相談のための部屋です。
授業・イベント・自習等には利用できません。 |
- 授業やイベントで占有使用される時間帯は、自習利用はできません。
- 「平日」とは、東北大学全学教育学年暦において全学教育科目の授業が実施される日のことを指します。
- 「休日」とは、土曜日、日曜日、祝祭日、夏季および冬季休業期間のことを指します。休日にはすべてのICL演習室が閉室となります。
- 「短縮期」とは、休日でも平日でもない日のことを指します。
- 台風、地震などの際には、利用者の安全を考慮して、予告なくすべてのICL演習室が完全閉室あるいは早期閉室となることがあります。
なお、ICL演習室の開室時間帯は都合により変更されることがありますので、データ駆動科学・AI教育研究センターのウェブサイトにて最新情報をご確認ください。
2.4 ユーザ認証
端末を使用するICL演習室や使用する端末の種類・OS環境に関わらず、ユーザ認証は学籍番号IDと東北大IDパスワードで行います。
2.5 ユーザのホーム領域
- 情報教育システムにおける各ユーザのホームディスク領域については、使用する端末があるICL演習室や使用するOS環境に関係なく、それぞれのユーザに固有のホーム領域が割り当てられています。
- ホーム領域の容量は、ユーザ1人あたり1GBです。容量制限を超えての利用はできません。
- ホーム領域の使用量が容量制限に近くなると、ログインができなくなる、動作が遅くなるなどの不具合が出ることがあります。不要なファイルは削除する、あるいは各自で別の場所に移動して保管しておくなど、空き領域を確保してください。
2.6 補足: 旧システム (2020年3月までのシステム)との違いについて
- 旧システムで運用されていたMacOS端末については、2020年4月以降のシステムでは導入されておりません。
- 旧システムで導入されていたプリンタについては、2020年4月以降のシステムでは導入されておりません。
3. 遠隔接続
3.1 概要
自宅やキャンパス内など、ICL演習室以外のところから、インターネットまたはキャンパスWi-Fiサービスを通して情報教育システムのLinux環境を利用できるサービスです。なお、本遠隔接続サービスではWindows環境への接続はできません。接続先はLinux環境のみとなります。
3.2 利用法
遠隔接続サービスを利用するためには、お手元のPCに接続用のツール VERDE Clientをインストールします。次の3.2.1節の解説に従ってツールをダウロードします。その後、3.2.2節または3.2.3節の解説に従ってツールをインストールしてください。インストール後の接続方法については、3.2.4節をご覧ください。
3.2.1 接続用ツールのダウンロード
お使いのOS (Windows10 または macOS) 用の接続用ツールを、以下からダウンロードしてください。
キャンパス内のネットワークから接続している場合は、以下のリンクをご利用ください。
- 32ビット版のWindows 10をお使いの方はこちら
- 64ビット版のWindows 10をお使いの方はこちら
- macOSをお使いの方はこちら
キャンパス外のネットワークから接続している場合は、以下のリンクをご利用ください。ダウンロードには、DCメールあるいは東北大メールのアカウントでのログインが必要です (ログイン方法はこちらをご覧ください)。なお、個人で利用しているGoogleアカウントは利用できません。
- 32ビット版のWindows 10をお使いの方はこちら
- 64ビット版のWindows 10をお使いの方はこちら
- macOSをお使いの方はこちら
3.2.2 接続用ツールのダウンロードとインストール (Windows PC用)
- ダウンロードしたzipファイルを展開して、verder-user-tools-32.msiあるいはverder-user-tools-64.msiが含まれていることを確認します。
- msiファイルをダブルクリックしてインストーラを起動します。画面の指示に従ってインストールしてください。
3.2.3 接続用ツールのダウンロードとインストール (macOS用)
-
ダウンロードしたzipファイルを展開して、XQuartz.pkg と VERDE_Client.app が含まれていることを確認します。
-
接続用ツールをインストールする前に、macOS用の X Window System「XQuartz」をインストールします。パッケージファイル XQuartz.pkg をダブルクリックすればインストーラーが起動しますので、画面の指示に従ってインストールしてください。
○補足1: 途中で次の画面例のようにメッセージが表示された場合には、”OK”をクリックすれば先に進みます。
○補足2: 最後に次の画面例のようにメッセージが表示された場合には、”OK”をクリックして一度macOSからログアウトしてください。
○補足3: “インストーラ.app から”ダウンロード”フォルダ内のファイルにアクセスしようとしています”というメッセージが表示される場合には、”OK”をクリックして先に進みます。また、”インストーラをゴミ箱に入れますか”と表示される場合には、「残す」「ゴミ箱に入れる」の好きな方を選択してください。
- 続いて、接続用ツールをインストールします。mac.zip の中に VERDE-Client.app があることを確認します。それを「アプリケーション」フォルダにコピーします。
3.2.4 接続方法
接続用ツールをインストールした後は、下記の手順に従ってください。
-
インストールした接続用ツール (VERDE Client) を起動します。
macOSでは、VERDE Clientを起動後、「開発元を検証できないため開けません」とメッセージが出ることがあります。その場合には、「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」→「一般」で、ダウンロードしたアプリケーションの実行許可を与えてください。
-
上の画面例のようにログイン画面が出てきたら、まず「オプション」をクリックして、「全画面モード」のチェックを外しておきます。全画面モードで利用すると、正常に接続できずそのままPCがハングアップしてしまう可能性があります。全画面モードのチェックを外すことを強く推奨します。
- 「Connection Server」欄に remoteicl.cds.tohoku.ac.jp を、ユーザ名欄に [学籍番号ID]@cds.tohoku.ac.jpを、パスワード欄に東北大IDパスワードをそれぞれ入力して、「ログイン」ボタンをクリックします。
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接続するデスクトップを選択」のメニューで、CentOS76en (英語環境)または CentOS76jp (日本語環境)を選択します。「優先されるプロトコル」として SPICE を選択して、「デスクトップに接続」ボタンをクリックします。
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Linux環境のデスクトップが表示されたら接続完了です。
3.3 注意点
- ライセンスの関係上、遠隔接続の同時接続可能数は 200 に制限されています。なるべく多くの方にご利用いただけるよう、長時間の利用はお控えください。長時間の連続利用は、システム管理者から強制的に遮断されることがあります。
- 授業での利用を優先するため、接続しにくい、あるいは接続できない時間帯がある場合があります。
- 遠隔接続サービスは毎日24時間利用可能です。ただし、情報教育システムが毎朝7時に再起動される関係上、午前7時をまたいでの連続利用はできません。
- 遠隔接続サービスにおけるLinux環境は、ICL演習室におけるLinux環境とソフトウェア構成等が若干異なることがあります。
4. テクニカルアシスタント
情報科目相談室(M102室)には、テクニカルアシスタント (略称 Tech-A)と呼ばれる大学院生が勤務しており、利用者の皆様から寄せられるシステムや情報科目に関する様々な質問や相談事に対応しています。ぜひお気軽にご相談ください。相談可能な時間帯や場所など、テクニカルアシスタントに関する詳しいご案内については、データ駆動科学・AI教育研究センターのウェブサイトをご覧下さい。
5. お問い合わせ